Wii U「ゼノブレイドクロス」レビュー
Wii Uで発売された超大作オープンワールドRPG「ゼノブレイドクロス」をクリアしました。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/04/29
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (38件) を見る
膨大なクエストはほどほどにして、65時間ほどでクリア。 前作の「ゼノブレイド」はプレイ済みです。
ということで、個人的に感じた点をレビューをまとめました。
よかった点
- 広大なフィールド
- 生身での戦闘システム
- レベル差補正の大幅緩和
- 前作はレベル差だけで勝負がほぼ決まり、プレイヤーの介入要素がない
- 音楽
- 賛否両論あるみたいだが、個人的には好き
- ドールでオープンワールドを自由に飛び回れる
- これだけの物量なのにバグに遭遇せず
- スタッフロールのデバッガー数がすさまじかったw
不満点
物量が多く、ゼノブレイドでハードルが上がっていたこともあって、やればやるほど不満点が溢れ出てきます…
シナリオ関連
- メインストーリー
- 前作ゼノブレイドに比べてメインストーリーが薄すぎる。前作は胸にこみ上げてくる熱さがあった
- メインストーリーのクエスト受注に条件があるせいで、コンプ率アップなどの作業を強制され、物語への没入感が削がれる
- アバターが完全に空気
- せめて選択肢に応じてアバターがしゃべってくれれば…
- エルマとリンが固定枠になっているせいで、自由にパーティが組めない
- リンがタツを料理しようとする不快な寸劇を章ごとに見せられる
- メインストーリークエスト、キズナクエストのキャンセルができない
- 棒立ちの会話シーン。Aボタンでボイススキップができないので、全部聞かないと話が理解できない
システム関連
- システムがとにかく説明不足すぎる
- 仲間をパーティに入れるには、各メンバーのところまでいって一人ずつ加入されないといけない
- ブレイドホームでパーティ編成できるようにすべき
- ユニオンシステムが機能していない
- インターセプター一強すぎて、他のユニオンに入るメリットがない
- スコードメモが機能していない
- 同じ内容しか流れてこなくてウザすぎる
- 刀ならグラナダ・GG
- ナビゲーションボールのルートに段差を越えるという考慮がないので、ものすごく遠回りをすることが多い。崖を降りれば一瞬なのに
バトル関連
- 武器のカテゴリによって使えるアーツが限定されるので、武器の種類を変えると設定していたアーツが外されてしまう。アーツ設定のプリセットがほしかった
- ドールを取得すると、生身で戦闘することがなくなる
- ドールの大味な戦闘システム。生身に比べて単調すぎる
- ドールのフライトユニット取得のタイミングが早すぎる
- 取得後の探索はもはや作業にしか感じなくなる…もっと冒険させてほしかった
- フライトユニットを取ると、ドールでジャンプができなくなる。
- あのピョンピョン飛び跳ねるのが楽しかったのに…
- フライトBGMとの切り替わりがウザい
UI関連
- 装備品にスキルがついているが、スキルの効果が分からない
- メニュー時にZL/ZRでキャラ切替できない
- 装備品をカテゴリごとにフィルタリングできない。装備可能かALLのみ
- ロード機能がないので、タイトルに戻るしかない
- オートラン操作がやりづらすぎる
- 他プレイヤーのスコード退出の情報が常時表示され、ムービーへの没入感が削がれる
総評
☆☆☆
全体として完成度は高いが、ゼノブレイドのような熱いストーリーがなく、気になる不満点が多いので☆3つです。 やっぱりRPGのメインストーリーはリニアでなければダメだというのがよく分かりました。 あと、ドールフライト取得後に探索が作業にしかならないのも残念。 レベルキャップが60と中途半端であり、メインストーリーが未完結なので、大規模アップデートか続編を期待しています。